つきあたりを右に

つれづれと思うままに綴る

仮想三次元のインターフェースについての私見

http://www.100shiki.com/archives/2007/03/bumptop.html
http://www.gizmodo.jp/2007/01/post_787.html

仮想3DなGUIは見た目は派手だけど、その実不便だと言うのは多くの人が指摘されてる通り。
結局入力側が二次元平面のポインティングデバイスだともとこもないし、
仮に三次元入力が出来るデバイスを作ったところで、それを視覚化するためだけに無駄にメモリを食うだけ。
むしろ、コンピュータの真価は三次元的に堆積される紙データを仮想平面化させる次元の省略にあると思う。
だからフリップ3Dは蛇足でExposéは優秀、みたいなことになるんだろう。

上のリンクのは完全3Dと言うよりは2.5次元ぐらいの浅いDepthを設ける程度にしてある。
視覚効果もあって利便性も伴われるであろうちょうどいい塩梅を検討しているんだろうな。


面白いのは、元々簡潔だったインターフェースは結局面倒くさい操作感に向かってること。
かつてコマンドプロンプトのみだったころは命令と実行だけで済んでいたのに、
*1身体動作を取り込んで人間本位にインターフェースを考えていくと操作が楽じゃなくなってくる。

ウィジェットにそんなに魅力を感じない自分にとってはOSのGUIにリソースを割かないでその分だけAdobe系の重いアプリが快適に動ければそっちの方がよっぽど良いです。

*1:Wiiなんかそうでしょ。従来のコントローラーは体まで動かす必要なかったわけで。