つきあたりを右に

つれづれと思うままに綴る

不二家ミルキーチョコレート復活!

カントリーマアムがどのコンビニにもスーパーにも見かけなくなってマジTBSヌッコロスって思いですごしてきてたけど、ローソンで売ってたのを発見して即買いしたよ。
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堂々たるこの勇姿
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レリーフもこんな感じ。変わってない?
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この犬の名前がわかりません。パッケージにも書いてない。なんだこいつ

味の方は以前のミルキーチョコとほぼ変わらず、すこしくどさが無くなって食べやすくなった気がします。でもめっさ甘いので甘過ぎるのが苦手な人は濃いめのブラックコーヒーが要りそうです。

手垢まみれになったネタを言及することについて

はてなブックマーク - オンライン快適仕事術 - 重くなった Firefox 2.0 を劇的にスピードアップする13の方法
 読んだ本について書評でもネタにしよかな、なんて思って本のタイトルについてぐぐったりすると、すでに幾人の秀逸な記事があったりして書くにの引け目を感じてしまう時がある。というか、書けない。

 ブログはみんなと同じようなことを書いても、ただ陳腐化するだけ。同じネタを扱うなら何らかのプラスαがなければはっきり言って書いている自分ですら楽しくとも何ともない。

 例えば、2chのコピペがガセであることを追求する記事だとかは、手垢のついた「みんなの知り得てること」に対して異を唱えている。おまけにそれまでの「みんながネタに食いつく現象・心理」のメタ議論まで発展したりと単純な知識から知恵の昇華につながる記事の書き手になっちゃったりする。

 はてブのコメントは辛い評価だけど、正直読み手としては「これはひどい」をつけざるのは得ない。なんでって、この手の記事が始めて出回った頃から半年近くたっているのに、何の工夫も他の書き手がどう書いているかも見回ることもせずただ知識として垂れ流しているだけ。それも、誤りを含んでいる知識を。

 世に叛乱する玉石混合の情報を記事によって真偽を見極めたりして知識から知恵へ濾過していくのがブロゴスフィアの本領であり、それを目指すのがブロガーの良識なんじゃないかと。





そして、実はこんなことを堂々と書けるわけでも無い自分が悔しい

すきまの椅子

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触覚にまつわる面白そうな現象を模索したとき、布団の積み重なった間に手を埋めたり、座面とももの下に手をすべりこませたりする一種のクセになるような感覚に注目し、それらの感触を全身で受けられる椅子を提案。既存の座面、背もたれ、肘掛け、脚といった椅子の構造を使わず、すきまに身体を挟み込んでしまうカタチに。
座面は存在せず、素材のウレタンの弾性力で座高が決まるので、個人差に依らない座り心地を体感できる。
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こんなふうにすわったり
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こんなすわりかたも大丈夫


当初、「極限にまでシンプルな物体が、人のカタチに合わせて自身を変形させる」というコンセプトを重きにおいて検討していた。が、ウレタンの疲労でかっちりとしたキューブのカタチを保てなくなることがわかり、「『それが人がものを使い続けるということ』ってことで良いんじゃない?」という教授の言葉を受けて、あえてそのままにしていくことに。
http://www.tripoddesign.com/jp/news/news.php?article_id=128
うわ、ちょうひらいてる。

お台場青海メガウェブに展示されてます。機会があったら座って下さい感想下さい。

[[ユニバーサルデザイン]]触れて遊びたくなる椅子

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アムラックストヨタ主催によるデザインワークショップに筑波大学から有志というカタチで参加し、現在トヨタユニバーサルデザインショウケース内違和感テラスに展示しています。

思い起こせば、さる9月に友人から
「H見先生からトヨタのユニバーサルデザインの企画があるんだって」の一言で首を突っ込んだんだけど、中途プレゼンを挟むたびにトライポッドデザインの中川代表やトヨタ自動車の五十嵐主幹、コクヨの竹綱氏が協力として加わっていき、最終プレゼンに至っては日経デザインの勝尾編集長が審査に加わるなど、仰々しいと思えるほど話が大きくなっていった。

作品が一向に出来ないわ、チームの面子がそれぞれの課題に手を焼いて集まれないわの陰でそんな審査側のステータスのインフラにガクブルしていた一月二月。

割と就職活動も幾らか犠牲にしたが、好評を得て第一工業制作によるモデルの展示がむこう二年間されることになったのは嬉しい。


こんな風に好きにもの作って生きていけたらな。どれだけ良いことか

黄金比の謎(と[[黄金比]]についてのメモ)

このブクマでもわかるほど人々の関心を捕らえて離さない黄金比だけれど、最も美しいとされている理由については様々な諸説がある。

美の構成学、デザインに潜む美しさの法則など、デザインを話題にした書籍には必ずと言っていいほど子のトピックが出てくるが、「なぜ、美しいといえるのか」「なぜ1:1+√5/2の比率なのか」については言及されていない。

そのことについて触れられているエントリーがこちら

私は、黄金比を美しいとは感じませんが、絵や風景や音楽などを美しいと思うことはあります。何故「美しい」と感じるのか、知りたいと思っています。ずーっと考えていますが、よく分かりません。

黄金比を信奉する人が、人体(自分)と宇宙が同じかたち(相似形)で内包関係にある(入れ子構造?)と思い込むことで「美」を意識した、という解釈ならば、理解できないわけではありません。

でも、それは、黄金比でなくても「相似形」つまり単なる比、で良いことになるのです。


僕は「なんとなーく黄金比はすっきり感じる」くらいだけれど、「何故?」については同じ感覚でした。
そこで、もう少し数学的性質から黄金比について掘り下げる本を探してみました。

黄金比の謎 (DOJIN選書)

黄金比の謎 (DOJIN選書)


本書は著者が数学者というより教育者の立場として、黄金比を介した数学の深みを紹介していく。
よくある美術書での黄金比の引き合いに出されるミロのビーナスや葛飾北斎の富嶽百景の例もとりあげているが、より算術的手法で黄金比の機能美について述べているのが興味深い。

たとえば、草花の葉の出方について。一つの茎の節から一つの葉をつける「互生」の葉っぱが茎を軸に螺旋状に生えていくと仮定し葉の生える回転角と比率のシュミレーションがわかりやすく書いてある。

最も効率よくそれぞれの葉っぱが日光を受けることが出来る回転角は演習を黄金比で分割された黄金角(=135.507…°)と一致する。またヒマワリの種子の配置や松かさの実のつき方に注目すると配置の回転角が黄金角と一致する
等、数学的性質が機能的に優れた効力を発していることを自然界から証明している。

ただ、著者は黄金比とは

  1. 「数学的性質として」
  2. 「自然の摂理に対して」
  3. 「人間の感覚に対して」

この三つにおいてちょうど良い感覚の値だとしている。
黄金比無理数であり、円周率、ネイピア数のように求めきれないものである。
至高、絶対のプロポーションということでなく、「なんとなく、ちょうどいい」ことが黄金比たる所以であり、曖昧だからこそ人は美しいと感じ得るのではないか、と。


「最も美しい」ということばが何か黄金比*1金科玉条のようにとらえがちにしてしまうのかも知れない。

本書の「ちょうどよい」という言葉。とても良い言葉に感じた。

[追記]互生と黄金角に関しては以下のリンクがわかりやすいです
黄金比

*1:上のリンクのブクマコメントにもあるけど、使えば良いってもんじゃないこと

仮想三次元のインターフェースについての私見

http://www.100shiki.com/archives/2007/03/bumptop.html
http://www.gizmodo.jp/2007/01/post_787.html

仮想3DなGUIは見た目は派手だけど、その実不便だと言うのは多くの人が指摘されてる通り。
結局入力側が二次元平面のポインティングデバイスだともとこもないし、
仮に三次元入力が出来るデバイスを作ったところで、それを視覚化するためだけに無駄にメモリを食うだけ。
むしろ、コンピュータの真価は三次元的に堆積される紙データを仮想平面化させる次元の省略にあると思う。
だからフリップ3Dは蛇足でExposéは優秀、みたいなことになるんだろう。

上のリンクのは完全3Dと言うよりは2.5次元ぐらいの浅いDepthを設ける程度にしてある。
視覚効果もあって利便性も伴われるであろうちょうどいい塩梅を検討しているんだろうな。


面白いのは、元々簡潔だったインターフェースは結局面倒くさい操作感に向かってること。
かつてコマンドプロンプトのみだったころは命令と実行だけで済んでいたのに、
*1身体動作を取り込んで人間本位にインターフェースを考えていくと操作が楽じゃなくなってくる。

ウィジェットにそんなに魅力を感じない自分にとってはOSのGUIにリソースを割かないでその分だけAdobe系の重いアプリが快適に動ければそっちの方がよっぽど良いです。

*1:Wiiなんかそうでしょ。従来のコントローラーは体まで動かす必要なかったわけで。

いきあたりばったりだけどさ

やっぱり書いてる日記の内容的にトラックバック機能が無いと書きづらいと言うのと、
後々でブログデザインを順繰りで変えていけるので、それっぽいことははてなで書くとするよ。
あんまりにも内輪なハナシを書きたい時はmixiの方にしていくとかにするよ。